両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

平成29年1月19日、土井法律事務所ブログ

【それは無能、無責任な第三者の言い訳です】「夫婦がいがみ合っているなら子どものためにも離婚した方が良い」という理論は、自殺者の意思決定過程と同一

良心的な人の中にも夫婦がいがみ合っているくらいなら、離婚をした方が、子どものためにも良いという人がいます。

これは、自死に踏み切るときの人の考え方と同じです。

とてもわかりやすい例なので紹介してみることにしました。

特徴的なことは、選択肢が極端に限られていることです。

選択肢A:子どもの前でいがみ合いながら夫婦生活を続ける
選択肢B:離婚する

さあどちらを選ぶということですからこれはまともな大人の思考ではありません。
選択肢Aには、バリエーションがあるはずです。

選択肢A-1
いがみ合いの原因を探究して、あるいは原因はともかくいがみ合いをやめる。
ということがまともな人間の選択肢です。

また、選択肢A-2
いがみ合いを続けながらも子どもの前では、仲良くふるまう。

あるいは,選択肢A-3
いがみ合いを弱くしつつ楽しい共同行動も増やす。

まあ、
選択肢Aー3が実際的でしょう。

そもそも、多少の軋轢があるということが普通だと思うし、それが健全な姿だと思いますよ。

全く、喧嘩もない夫婦、ニコニコと意見の違いを昇華させていく夫婦そういうのは現実的なのでしょうか。

意見の違いがあって、言いたいことを言うために。
少し相手に遠慮があるからこそ、多少の怒りという勢いが必要なのだと思います。

全くいさかいのない夫婦は、どちらかが我慢したり、あきらめたり無理をしているんじゃないかなとそう思うのは、少しひねくれていますか?

問題は、悪口言われたり、多少ひどい扱いを受けても修復する力があるかどうかということになると思います。

これは、子どもにとって、一番有益です。けんかないし、意見対立が不可避でも、それで終わりにならないということを目の前の身内を見て学習するということです。

大事なことは、嫌なことはなかったことにするということと、水に流す力ですね。
絶対一緒にいるということです。それができれば、いさかい、大いに結構だと思います。

自死の思考パターンも全く同じです。

例えば、このまま会社で苦しみ続けるか死ぬことによって苦しみから解放されるかという選択肢しかなくなってしまうのです。

当事者から聞くと、会社を退職するという選択肢も出てこないのだそうです。

もちろん、会社の人間関係を修復しよう等と言う前向きな考えにはなりません。

自死の場合は、いろいろな嫌なことがあり、自力で回復することができないという不可能感と自分には有効な味方がいないという極端な孤立感のため、だんだん焦りが高まっていきます。

落ち着いてものを考えることができなくなり、第三の選択肢が思い浮かばなくなり、自死をすることで死亡した後のこと等も漠然としか考えられなくなるようです。
何をやってもうまくいかないだろうという悲観主義的な思考も現れます。

ある意味、それは、自分がそういう立場に追い込まれているということになります。

ところが、離婚の場合は、第三者が、当事者に対して「親が喧嘩ばかりしていたら子どもも不幸でしょうと」無責任なアドバイスをしているのです。
悪魔のささやきです。

外にも選択肢があるのに、第三者がそれを切り捨てたり、目隠しをしたりしているわけです。
犯罪的だと思います。

離婚が子どもに対して、長期にわたり負の影響を与えること自体は確立した結論です。

離婚という他人の人生、特に子どもの健全な成長にかかわる弁護士、裁判所関係者は、病的な視野狭窄型の選択を迫るのではなく、一次的には、夫婦が子どもを育てていくという選択肢を追及するべきではないでしょうか。

お互いを好きあって結婚した夫婦です。不和が生まれるのには、それなりの理由が必ずあります。離婚して子どもとはなれるくらいならば、これまで生き方を我慢して修正するべきです。

そういう問題提起を専門家は行うべきです。

他人の人生なんてどうでも良い、子どもの成長も、子どもの自己責任だという大人があまりにも多く、それを自覚しない専門家が多すぎると思います。

また、人間同士の関係を修復する力が極端に弱く、夫婦というのは、憐れみの対象である被害者になりやすい依存傾向のある人間と攻撃すべき対象である自己愛型パーソナリティ障害者の組み合わせだと信じているかのような無能な専門家にはなりたくないと強く思っております。

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