平成26年4月1日、時事通信
ハーグ条約参加「前向きな一歩」=親は既存事案解決訴え-米
【ワシントン時事】国際結婚が破綻した夫婦の間の親権争いの解決ルールを定めたハーグ条約に日本が正式に加わったことを受け、米国務省は31日、「前向きな一歩だ」(ハーフ副報道官)と歓迎した。一方、日本人の親に子どもを日本に連れ去られたと主張する米国人の親らは同日、条約が適用されない過去のケースの解決を訴えた。
ハーグ条約は、一方の親が子どもを国外に無断で連れ去った場合、子どもを元の居住国に戻すことを原則として義務付ける内容。日本は米国の求めに応じて加盟を決めた経緯があり、ハーフ副報道官は31日の記者会見で「日本政府と協力して取り組むことを楽しみにしている」と語った。