両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

平成28年1月28日、朝日新聞

3歳児、暴行受け死亡 母の交際相手を逮捕 大田区・傷害容疑

 交際相手の長男(3)を虐待したとして、警視庁は27日、住所不定、無職で指定暴力団住吉会系組員の永富直也容疑者(20)を傷害容疑で逮捕し、発表した。「夕食中ににらみつけてきたので頭にきてたたき、投げ飛ばした」と容疑を認めているという。男児は死亡しており、警視庁は暴行が原因とみて調べている。

 大森署ログイン前の続きによると、永富容疑者は25日午後、東京都大田区大森南3丁目のマンション一室で、この部屋に住む交際相手(22)の長男新井礼人(あやと)ちゃんに暴行し、頭蓋(ずがい)内出血などのけがをさせた疑いがある。27日未明に母親が「子どもに熱があり反応しない」と通報。搬送されたが、死亡が確認された。顔や体に複数のあざがあり、左耳からは出血していた。死因は外傷性硬膜下血腫だった。

 署の説明では、永富容疑者は身長約195センチ、体重約120キロ。礼人ちゃんの母親は「暴行を止めようとしたが、暴力を振るわれ止められなかった」と話していて、署は、1時間以上にわたって暴行したとみている。

 母親は、永富容疑者と昨夏ごろSNSを通じて知り合い、今月8日から同居していたと説明しているという。大田区によると、礼人ちゃんは区立の保育園に週3回通っており、「保育士が25日に着衣を手伝ったときに体にあざなどはなかった」という。署や児童相談所に、虐待の相談や通報は寄せられていなかった。

 フェイスブックの母親の公開ページには、礼人ちゃんや、礼人ちゃんと2人で写った写真が投稿されている。近所に住む40代の女性は、母親が呼び掛けると礼人ちゃんが走って追いかける姿を見かけたといい、「保育園から2人で話しながら帰っていて、仲の良い親子に見えた」と話した。

別居親(実の父親)との頻繁かつ継続的な交流が、子どもの虐待の兆候の把握、虐待の防止のセーフティネットになると、当連絡会は考えます。

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