両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

平成26年12月21日、毎日新聞

高知)離婚後の親子面会交流、大切です 高知市で講演会

 離婚した親子の面会交流を考える講演会が20日、高知市であった。来年度の設立を目指す面会交流支援センター「あえる」の設立準備会が主催した。講師は元家裁調査官で家庭問題情報センター(東京)理事の山口美智子さん(70)。

 約15人の参加者を前に、山口さんは「夫婦間には否定的な感情が残っていても子どもにとって父親や母親である事実はずっと変わらない」と語った。

 別居や離婚で別れて暮らす両親の気持ちについて「子どもと同居している親は連れ去りを心配し、別居している親はなんで会えないんだと腹をたてていることが多い」と説明。面会交流を支援をしてきた経験から「まずは月に1度、1時間の約束で一緒に遊ぶところから始め、緊張や警戒心を解きほぐすことが大切」と話した。

 2012年4月に施行された改正民法では面会交流と養育費の分担について「父母は子の利益を最も優先して考慮しなければならない」と明文化したものの、実際には広がっていないのが現状だ。

 子どもが楽しむ様子を見るうちに、面会交流に消極的だった親が考えを変えるケースも少なくないといい、「支援団体は親子の縁をつなぐことが大切です」と述べた。(西村奈緒美)

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