両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿SeasonⅣ ③

Season Ⅳ ③親子である権利

Toyoさん(岐阜県の会社員、51歳)
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)
 
Toyo 私は4人家族の世帯主です。一昨年の2020年9月19日、何の相談や話し合いもなく、妻は私が仕事でいない間に子供2人を連れ、実家へと出ていきました。
長男は妻と前夫との子で私にとって養子。次男は私と妻の実子でした。
私どもは、裕福でなく将来への備えができない以外はほぼ問題なく、別居や離婚について話したことはなく、普通に生活しておりました。出て行った後の妻の言い分は私の暴力・暴言、金の使い込みですが、その事に正当性はなく、振り返ってみれば、妻は私を仕事で稼ぐ能力が足りないと断じ、そんな私に自分の落ち度を指摘されて嫌気がさしたと理解しています。
私が子供の様子を聞いても、妻は答えませんでした。しかしながら、私が妻の同意なく子供を連れ戻そうとすれば逮捕、妻の同意なく子供に会いに行けば調停やその後の裁判で不利になると聞きました。
私の同意なく子供を連れ去られていながら、妻の同意がないと会うことも、取り戻すこともできない。これでは私の、夫として、父親としての権利はどこにもないように感じました。
子供についてですが、私にとって養子であり中学生の長男が出ていくことに同意していると妻から聞きましたが、実子である幼い次男は、妻の実家へ遊びに行く感じで連れていかれ、なぜかそのまま暮らすことになり、父親と会えなくなりました。このままではこの子は妻の意向だけで、父親を失うことになる、この子は裕福でない家庭に生まれたが、どんな子供も両親に愛されて成長する権利がある、と思いました。
そんな次男に会えたのが半年後でした。駆け寄り抱きついてくれました。「ママがパパは怒っていると言ってるけど、優しいからそんなことないよね。なんで僕はおうちに帰れないの? 帰りたいからママに言って」。そう訴えました。その後、301日ぶりに一時自宅へ迎えることができました。現在、6歳になった次男とは月1回5時間会えることになっています。私の場合も子供の人格権や人権がないがしろにされてきました。無駄だとは思いつつ、法務省の人権相談窓口にメールを送りましたが、やはり無駄でした。

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更新 2022-04-18 (月) 08:00:11
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