両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿SeasonⅥ ④

Season Ⅵ ④新興宗教の影響

Akoさん (東京都葛飾の女性、50代)
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)

Masa 元夫にDVはあったのでしょうか?
Ako 身体的DVはありません。ただ、モラハラや、生活費を月5万円しか渡さないといった経済的DVはありました。元夫は公務員なのですが、昔から何を言っても話が通じないところがありました。
問題は新興宗教にはまっていた点です。災いや病をもたらすのは生霊のせいだとする団体です。元夫やその親族はそこの熱心な信者で、お札や書籍を買っていました。息子もその宗教に洗脳されました。
「魂が赤ちゃん返りするから、この家にいちゃいけないんだ」と言ったこともあります。
Masa 息子さんの連れ去りはあったのでしょうか?
Ako 夫婦関係がぎくしゃくし、息子が小学校高学年の頃から家庭内別居が始まり、中学生になるまで2年半ほど続いた後、元夫は実家へと出て行きました。私は息子のために別れないつもりでしたが、夫側の一族で別れる方向にもっていきました。じわりじわりと子の引き離しにかかったのです。
元夫が家裁に離婚調停を申し立てたのは、息子が12歳だった5月です。確かにやり直そうという話し合いもありましたが、息子が16歳になった3月まで高裁、最高裁と争い、離婚が成立しました。
別居後、息子は私と一緒に暮らしたのですが、宗教の影響からか「うちには帰りたくない。あのうちにいたら、おかしくなる。父のところへ行きたい」と言いました。多分に元夫による片親疎外もあると思います。結果、離婚成立後の16歳の4月から会えなくなり、親子断絶となりました。
息子は大学生になり、今では成人しましたが、会えないままです。私の中で問題はまだ終わっていません。これまで大学のカウンセリング研究所の先生に相談したり、当事者団体に参加して活動したりして、私なりに頑張ってきました。
日本には、離婚後の家族関係をどうするかを規定するちゃんとした法律がありません。そのため、親子の関係が途切れてしまうのだと思います。立法の不備です。これを放っておくと私たちのようなケースが世代を超えて繰り返されます。こんな悲しみは次世代に繰り返してほしくないと、切に願います。

Season6-4
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更新 2022-09-05 (月) 06:55:07
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