両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

平成29年6月25日、NHK

離婚家庭の子どもの立場考える

夫婦が離婚したときに子どもとどう向き合うべきかを親の離婚を経験した人たちが、当時を振り返って子どもの立場で考えるシンポジウムが千葉市で開かれ、子どもの気持ちに寄り添うことの大切さを訴えました。

このシンポジウムは、千葉県船橋市のNPO法人が離婚した夫婦や周りの大人が子どもとどう向き合うべきか子どもの立場で考えようと開いたもので、幼いころに両親の離婚を経験した男女7人が当時の思いを語りました。
8歳のときに両親が離婚した19歳の女性は「互いの悪口を聞かされ、親に対する本当の気持ちを言いたくても言えなかった。難しいかもしれないが子どもの気持ちをしっかりと聞いてほしかった」と振り返りました。
また、小学校低学年のときに、親が離婚した26歳の女性は、「父親とは中学生のときに一度面会したきり会っていない。小さいときは同居している母親を思って父親のことを考えないようにしていた。
子どもは幼いほど、誰にも相談できないことを理解してほしい」と訴えました。
シンポジウムを主催したNPO法人「ウィーズ」の光本歩副理事長は、「子どもの気持ちは、一度では聞けないし、誰かひとりがすべてを聞くことも難しい。子どもの気持ちは、成長とともに変わっていくので周囲の大人が継続的に子どもの声に耳を傾け、何が子どもにとって必要なのか考えることが大事だ」と話しています。

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