両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿S4Give me a break

Give me a break!その四

気弱なジャーナリスト・Masaくんのつぶやき

Masaくん 2019年、東京都世田谷区のフランス人宅を訪ねました。最寄りの駅前の商店街が祭りでにぎわっていましたから、たぶん夏だったと思います。
彼は日本人の妻にまだ幼い2人の子供を連れ去られた当事者で、ほかにイタリア人男性、オーストラリア人女性の当事者も同席しました。私はジャーナリスト仲間と日本人当事者と一緒でした。6人で宅配ピザを食べながら、語り合ったのを思い出します。
この時の取材は「フランスの人権派弁護士ジェシカ・フィナーリさんの法律事務所(パリ)は国連の人権理事会(HRC)に対し、日本の〝実子誘拐〟が重大な人権侵害に当たると申し立て、受理された」という記事の中で書かせていただきました。
 
フランスが逮捕状を出した模様です」。一昨日の11月30日午後3時すぎ、三重県の当事者のHideさんから一報が入りました。AFP電だったと思いますが、報道はその日のうちに世界中のメディアに広がりました。
日本でも共同通信が「仏当局、日本人女性に逮捕状/両国籍の子を連れ去り容疑」と速報しました。
翌朝刊、中日新聞の第1社会面に写真はないものの大きな記事が載り、読売新聞は第3社会面に特派員によるベタ記事で伝えました。朝日新聞、毎日新聞も夕刊で追いかけた模様です。
中日の見出しは「国際結婚破綻 夫に子を会わせず/略取容疑 日本人妻に逮捕状/仏当局」。共同電ですが「パリの裁判所は東京在住のフランス人男性(39)と日本人の妻の結婚生活破綻後、妻が子どもたちを連れ去って男性に会わせないのは略取容疑などに当たるとして、妻の逮捕状を出した。関係者が明らかにした。日本人の片方の親が子を連れ去り、欧州連合(EU)市民の親に会わせないケースの多発は日欧間の主要外交問題だが、逮捕状発付は異例」と伝えています。
 
Hideさんによると、日本最大級の匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者の「ひろゆき」こと西村博之さんがコメントを出したことが大きいようです。「日本でも犯罪者になるのは時間の問題かと」
 
早速、2年前に世田谷で取材したイタリア人の当事者にメールしてみました。「良いクリスマスを!」と返ってきました。

Season1-D

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更新 2021-12-02 (木) 07:00:52
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