寄稿S3Give me a break
Give me a break!その参
気弱なジャーナリスト・Masaくんのつぶやき
Masaくん これまで、いくつもの親子断絶当事者たちの集会に参加しました。全国的な大きな集まりもあれば、10数人程度の小さな自助グループもあります。歴史のある団体もあれば、新興の団体もあります。
「子供の連れ去り、ドメスティックバイオレンス(DV)のでっち上げ、児童虐待を止めろ!」と派手なパフォーマンスをしたり、静かに寄り合って傷をなめ合ったりとそれぞれ毛色は異なり、当事者が100人いれば、100のケースがあるのは当然のことでしょう。
変わらないのは何かと考えたとき、各人が言いようのない苦しみを味わったことであり、今も苦しみ続けている人がいるという点でしょうか。
「この国の司法はおかしい。腐っとる!-」。常識でフツーに考えて確かに僕もそう思います。では、どうしたらいいのでしょう?
「実子誘拐ビジネスの闇」など、親子断絶問題に切り込んだ書籍が続々と出版されるようになり、メディアによる報道も格段に増え、既に政治課題となっています。一方、当事者に陥ってみないと分からないことも多く、実子誘拐の悲劇を全く知らない国民も少なくありません。ジャーナリストのミッション(使命)は極力主観を排し、客観的に淡々と記録に残すことなのでしょうが、これもなかなか大変な仕事です。それぞれ事情や個性の異なる当事者のみなさんに呼びかけたいのは「みんなで手をつなぎ、力を合わせ、一歩でも前に進もう」という“絆”です。
突き詰めてみれば人間は「1に命、2に金、3に欲望(?)」。きれい事ではないのです。悪徳弁護士であっても当事者であっても同じでしょう。人間、死んでしまっては終わりです。また、本能的な欲もあります。これはオブザーバーとして寄り合いに参加するたびに訴えていることです。かつて「ゲンコウよりケンコウだぞ」と上司に言われました。
この瞬間にもこの世に生まれ、次世代を担っていく赤ん坊も本能的に「生きたい、楽しく暮らしたい、愛されたい」ということを察知しているのではないでしょうか。
「共同親権/単独親権」は、とてつもなく多くの事象とつながっています。
更新 2021-11-22 (月) 08:52:15
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