両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿SeasonⅦ 最終回

Season Ⅶ 連載を振り返って(最終回)

気弱なジャーナリスト・Masaくんのつぶやき

 連載してきた『「親子断絶」を問う~チルドレン・ファーストへの手紙』は、52回を迎えた今回をもちまして、いったん終了といたします。Cさんによると、52は15、24、31、32と並んで「五大吉数」の1つなんだそうです。
 連載開始が2021年10月21日。ほぼ1年続きました。この間、九州から北海道まで当事者や関係者を探して旅をしました(そのうち何回かはHさんが同行してくれました)。分かったのは、親子断絶のケースというのは全国どこにでもあって、この国は不条理に覆われているという事実でした。国民の多くは関心がないのか、それを知ろうとしません。
 地方の支局で仕事をしていた頃、訪ねてきたKさんから訴えを聞き、初めてこの問題を知りました。2013年10月18日付の紙面「共同親権、面会 社会的支援を/離婚後の悲劇訴え請願準備/県内で活動の市民団体」の見出しで大きく記事にしました。それから数年がたち、別の支局で再び別の当事者と出会い、本格的にこの問題に向き合うようになりました。
 連載を続けられたのは、記事をアップしていただいたMさんをはじめ、当事者、元当事者らの熱い思いがあったからこそです。その源泉は当事者が愛してやまない我が子でしょう。単身赴任が長かったボクの場合も、2人の息子の生育に悪い影響がなかったとは言えません。国会議員や(本物の)弁護士、当事者の親(子どもの祖父母)の皆さんにもお世話になりました。
 「子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)」の第9条【父母からの分離の禁止】にこうあります。
 「締約国は、児童の最善の利益に反する場合を除くほか、父母の一方又は双方から分離されている児童が定期的に父母のいずれとも人的な関係及び直接の接触を維持する権利を尊重する」
 子どもの立場になれば当たり前のことです。
 いずれにしろ「親子断絶」の難問は、小生のライフワークの1つとなりました。定年間際の年齢で、この先いつまで生きられるか分かりませんが、こんな名言がありました。「人間、志を立てるのに遅すぎるということはない」(スタンリー・ボールドウィン)
 しばらくリフレッシュした後の次の記事でお会いしましょう。

P.S. 取材は懇親会の方が面白かったよ~!

Season7-L
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更新 2022-11-07 (月) 06:55:56
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