両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿SeasonⅥ ⑧

Season Ⅵ ⑧北の国でも

Wataruさん (札幌の介護職男性、48歳)
Ayanoさん (札幌の老人施設勤務の女性、38歳)
聞き手・Masaくん(気弱なジャーナリスト)

Masa 実子連れ去り事件(未成年者略取・誘拐罪)は、北海道から沖縄まで起きているのですね。
Wataru 昨年12月末、仕事から帰宅すると、妻と長男、次男がいなくなっていました。現在、長男は7歳、次男は5歳になりました。でっちあげDVによって支援措置がかけられ、妻子の居場所は分かりません。
離婚と面会交流の調停中です。子どもとは6月に20分間だけ妻側の弁護士の事務所で会いました。次男は「会いたかった」と言ってくれましたが、長男は片親疎外のせいか、複雑な状態でした。それ以来、会えなくなりました。
子どもたちと会えなくなって、精神面で不安定になり、仕事にも影響が出ています。眠れない夜もあります。私のような連れ去りによる親子断絶の事案は、北海道でも多いと思います。
現在、共同親権か単独親権かで、いろいろ議論されていますが、私としては自分の子どもたちを引き取ることさえできれば、法改正はどうでもいいと考えています。来年3月には次男の卒園式があります。そこには何としても出席したいと思っています。
Masa Ayanoさんも当事者ですね。
Ayano 私も今年1月末、仕事中に小学2年生の娘を連れ去られました。弁護士による受任書類が自宅のドアに貼ってありました。
月1回2時間、娘と面会交流できていますが、夫との係争は続いています。調停では面会交流の拡充を訴えています。娘は私と会うと「もっと会いたい」と手をつないできます。娘のことを思うと涙が止まりません。
わが子なのに自由に会えないなんて、本当におかしな国だと思います。なぜ、こんな状況になってしまったのか全くチンプンカンプンで、理解ができません。今は収まりましたが、死のうと思ったこともあります。当事者仲間に聞くと、みんながそんな気持ちになるようですね。
裁判所には子どもたちの福祉を一番に考えた判示をしてほしいと切に願います。

Season6-8
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更新 2022-10-03 (月) 06:56:41
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