両親の愛情が子どもの健全な成長に不可欠であるとの認識のもと、子どもの連れ去り別居、その後の引き離しによる親子の断絶を防止し、子の最善の利益が実現される法制度の構築を目指します

寄稿SeasonⅡ◎

Season Ⅱ ◎この1年

Masaくん(気弱なジャーナリスト) 東京・永田町の衆議院第2議員会館地下1階第1会議室。12月17日、体調は優れませんでしたが、新幹線に飛び乗って上京し、共同養育支援議員連盟の会合に出席しました。
 前日の16日付読売新聞朝刊で「国際結婚破綻/子連れ去り 外交問題化/共同親権 日本に圧力」と大々的に報道された直後でした(記事の内容に新味はありませんでしたが)。
 
 この超党派議連に加盟する国会議員は今後も増えそうだと聞き、少々驚きました。正面に柴山昌彦会長と三谷英弘事務局長が鎮座。法務省、厚生労働省、最高裁判所、内閣府、総務省、文部科学省、外務省、警察庁の幹部らが顔をそろえました。柴山会長の冒頭あいさつは「親子断絶によって命を絶つ親までいる。政府の取り組みや答弁は実態とかけ離れている。ハーグ条約違反に限らず、このまま問題を放置している悠長な時間はない…」といった感じでした。
 
 主な議題は「DV法改正について」。最近のドメスティック・バイオレンス(DV、家庭内暴力)の相談件数は、コロナ感染拡大前の令和元年度に比べ、翌令和2年度は跳ね上がったそうです。内訳は30~40代、中でも「精神的DV」が多いようです。
 
 当事者団体のメンバーが「一方的なDV主張を受け、保護命令などの決定がないにもかかわらず、子どもとの関係が断絶されているケースが多く報告されている」とし、議連にDV認定にあたっての要件の明確化や、加害者とされたものに対する手続き保証などを訴えました。
 一方、夫から暴力を受けていたにもかかわらず、子どもと逃げることがかなわずに子と引き離されている母親が声を詰まらせながら話す音声も流され、耳に残っています。
 
 議員会館の控室のパソコンで、各省庁の幹部を鋭く追及する柴山会長の姿を拝見し、並々ならぬやる気を感じました。本年は法相による法制審への諮問など、いろいろ動きのあった1年だったと、1人の記者として回顧しています。
両親の離婚を経験していた女優・神田沙也加さんの死去に合掌。

Season2-A
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更新 2021-12-21 (火) 07:00:31
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